ライフスタイル

米より安いパスタ、うどん、パンの主食比較ランキング!お米を食べるのはもうやめよう!『えっ?まだお米(コメ)食べてるの?』【2025年6月の調理前後重量とコスパ比較】

※当サイトは記事に広告を含みます。
米より安いパスタ、うどん、パンの主食比較ランキング!お米を食べるのはもうやめよう!『えっ?まだお米(コメ)食べてるの?』【2025年5月の調理前後重量とコスパ比較】

日本の食卓に欠かせない米の価格高騰が止まりません。2025年2月には5kgで3600円程度だったものが、3月から5月にかけては4000円台、税込5000円を超えることも。2年前には安価なものだと5kg1200円で買えたことを考えると、いかに高価になっているかがわかります。

「備蓄米が放出されれば安くなる」という期待も虚しく、実際には高値のまま。2025年3月末ごろからスーパーに並び始めた備蓄ブレンド米も、結局都内では5000円に迫る価格、埼玉県では3800円前後などと、放出決定前の2月とさほど変わらない価格帯。備蓄米は一番高い入札価格で落札されたものが放出されるため、値段が下がらないのは当然の事実です。

ちこりぃぬ
ちこりぃぬ

備蓄ブレンド米で価格プラマイゼロって……自民党…ゴホゴホ……農水省は能無しなん?

主食比較ランキングを見る

国民感覚とのズレが浮き彫りに

この米の価格高騰を巡っては、政治家たちの発言が国民の感覚と大きくズレていることが浮き彫りになっています。当時農水大臣だった江藤氏が「私はコメは買ったことはありません。支援者の方々がたくさんコメをくださる。売るほどあります、私の家の食品庫には」と発言し、後に撤回・修正したことは記憶に新しいでしょう。

この発言が原因で江藤氏は辞表を提出する事態になり、農林水産大臣後任に小泉進次郎氏が就任しましたね。

そもそも普通はコメがたくさん入る食品庫なんてねぇわ!

国民が日々の食卓で米の価格に頭を悩ませている中で、このような発言はあまりにも現実離れしており、不信感を与えても仕方ありません。

さらに、2025年6月時点での総理大臣・石破茂氏が「コメは3000円台であるべきだ」や「あくまで平均」と発言しました。しかし、国民からすれば「3000円台でも高けぇよ!」「2000円台でも高けぇよ!」というのが正直な感覚でしょう。

問題なのは、以前は安価なものでは5kg1200円程度で購入できたはずの複数原料米が、現在では安くても3000円台後半と高値で販売されていること。ブランド米は3000円、4000円でも良いとしても、本来、複数原料米の最安値は1000円台であるべきではないでしょうか。

もちろん、すべての米がこの価格である必要はありません。現状はスーパーに並ぶ米のほとんどが高値で、その価格差がほとんどないということが問題なのかと思います。ブランド米と複数原料米、備蓄米ブレンドの価格差がほとんどないというのは、市場の健全性から見ても異様と言わざるを得ません。

また、都道府県により価格に大きな差が出ているのも特徴です。結局都内では5000円に迫る価格、埼玉県では備蓄米ブレンドで3600円前後、その他は4500円前後。長野県では2月ごろから変わらず2900円台で販売している店舗が現実があります。

消費者視点で言えば、5kg3000円は持続可能な価格ではないのです。1000円台に戻してくれ、というところ。生産者、中間業者、消費者がいる以上、すべてが持続可能な価格であるべきだとは思いますが、主食ですから安くあるべきなのです。

直近では小泉進次郎氏が「随意契約により5kg税込み2160円で流通できるように整えている」としていますが、備蓄米のみの製品化価格を指しているのであれば、店頭に出てもすぐに無くなることが予想され、消費者にまんべんなく届くことはないでしょう。備蓄米がブレンドされた複数原料米が税込み2160円で安定的に購入できるのであれば 「評価に値する」と多くの国民は受け止めると思います。

現時点で米離れが進行するのは、ほぼ確定するような状況ですから、どうなるか見ものです。

衝撃!他の主食はこんなに安い

家計を救うには、米以外の主食に目を向けるのが賢明です。驚くべきことに、2025年6月時点の価格で比較し、同じ金額を払うなら、

  • パスタ:米の約3.5倍の量
  • うどん:米の約3倍の量

を購入できます。パスタやうどんに切り替えるだけで、食費を大幅に抑えることが可能なのです。

JAが「ごはんお茶碗1杯の価格は約49円。菓子パン:約231円、カップ麺:約187円、ハンバーガー:約231円。それでもお米は高いと感じますか?」という広告を打ちましたが、これはあまりにも詐欺的です。

高級菓子パンや手間がかかった加工品と、炊いただけのご飯を比較するのは、優良誤認を誘う意図があると言わざるを得ません。

お米に依存した食生活から離脱し、他の主食に切り替えて、豊かな食生活を送りませんか?

主食比較ランキングを見る

ちこりぃぬ
ちこりぃぬ

高すぎてお米買えん。うどんとか買えば他のものたくさん買えるわ。米なんてもう食わん。

米を基準とした主食比較ランキング

それでは米を基準として、パスタ、うどん、パンを比較して安い順にランキング形式で紹介していきます。価格はすべて税抜き価格での比較になっています。それでは見ていきましょう!

以下の画像は調理前と調理後の米、パスタ、うどん、パンの5kgあたりの価格を比較したグラフです。炊飯や茹でる前の単価と、炊飯や茹でたあとの価格でどのくらい安くなるのか比較できます。

米とうどんどっちが安いのか?米とパスタどっちが安いのか?米とパンどっちが安いのか?のグラフ
※うどん生麺はここでは「ゆでうどん」を指します。

パスタ

1袋(1kg入り)230円の乾麺パスタを設定しています

  • 価格: 5kgあたり1150円(米の約30.3%の価格)当ランキングで最も安く、コスパ最強。
  • 調理後重量: 100gのパスタは調理後210gで約2倍に膨らみます。5kgでは調理後10.5kgになり、これは米の5kg調理後重量11kgの約0.95倍です。
  • 調理後価格倍率: 調理後100gあたり11円、5kgあたり548円で、米の100gあたり35円、5kg1727円の約31.4%です。
    一食200g食べるとすれば22円です。
  • 解説: パスタは米に比べて非常に安価で、調理後のボリュームも大きいです。イタリアン料理や様々なアレンジが可能で、食卓のバリエーションを広げます。
  • 注意点: 麺類は多く食べ過ぎてしまうので盛り付け時に軽量しましょう。本当に食べ過ぎるから注意!
  • 茹でた後:一人前約195g~225g

とにかく安く済ませたいならパスタ!ケチャップと塩コショウあればなんとかなりますね。ソースならボンゴレもおすすめ。ボンゴレは味が濃いの少なくても満足できる。ミートソースは味がうすくなりがちで量が必要なのでコスト増になるかも。

うどん(ゆでうどん)

1袋(150g入り)38円の袋に入ったゆでうどんを設定しています

  • 価格: 5kgあたり1333円(米の約35.1%の価格)当ランキングで2番目に安くなっています。
  • 調理後重量: 100gのうどん生麺は調理後約200gで2倍に膨らみます。5kgでは10kgになり、これは米の5kg調理後重量11kgの約0.91倍です。
  • 調理後価格倍率: 調理後100gあたり13円、5kgあたり667円で、米の100gあたり35円、5kg1727円の約37.1%です。
    一食200g食べるとすれば26円です。
  • 解説: うどん生麺は乾麺よりもさらに安価で、調理後の重量も米とほぼ同等です。手軽に利用できる点も魅力です。
  • 注意点: 麺類は多く食べ過ぎてしまうので盛り付け時に計量しましょう。
  • 茹でた後:一人前約180~230g

茹でると約2倍に膨張します。5kg買っても2000円切る相場!味付けはめんつゆはもちろん、カレーやボンゴレもおすすめ!納豆は欠かせませんね。

うどん(乾麺

1袋(80g×4束で320g入り)120円の乾麺うどんを設定しています

  • 価格: 5kgあたり1875円(米の約49.3%の価格)当ランキングの中では調理前では4番目ですが、乾麺ということで調理後3倍近く膨らむ特性から、うどん生麺と同じ価格になるため3位に。
  • 調理後重量: 100gのうどん乾麺は調理後280gで約3倍に膨らみます。5kgでは調理後14kgになります、これは米の5kg調理後重量11kgの約1.27倍です。
  • 調理後価格倍率: 調理後100gあたり13円、5kgあたり670円で、米の100gあたり35円、5kg1727円の約37.1%です。
    一食200g食べるとすればこちらも26円です。
  • 解説: うどん乾麺は米に比べて価格が安く、調理後のボリュームも大きいため、経済的で満足感のある食事を提供できます。
  • 注意点: 麺類は多く食べ過ぎてしまうので盛り付け時に軽量しましょう。
  • 茹でた後:一人前約180~230g

茹でると約2.8倍に膨張するので、価格を調理後重量で割ると、ゆでうどんと同じ単価になります。

パン

1袋(1斤340gとして)99円の8・6枚切りで99円のPB商品のパンを設定しています

  • 価格: 5kgあたり1456円(米の約76.6%の価格)当ランキングでは調理前限定で3番目に安くなっていますが、調理後比較ではパンは重量が変わらないため高値傾向になり4位。
  • 調理後重量: パンは調理後の重量が変わらず5kgのままです。これは米の5kg調理後重量11kgの約0.45倍です。
  • 調理後価格倍率: 調理後100gあたり29円、5kgあたり1456円で、米の100gあたり35円、5kg1727円の約84.29%%となり、米の炊飯後5kg換算よりは安価ですが、他と比べるとかなり高くなります。
    一食3枚食べるとすれば、340g÷8枚=1枚あたり42.5g、42.5g×3枚で127.5g、100gあたり29円×1.275(127.5g)=一食(3枚)36.9円となります。
  • 解説: パンは米に比べて安いですが、調理後の重量が変わらず、100gあたりの価格は29円、5kg換算では1456円となり、他の主食よりも高値になります。しかし、手軽に食べられる点や、朝食や軽食としての利便性は高いです。

みんな勘違いしがちですが、パンはなにげに高い。安いと思いがちなのですよね。ですが、あったら彩りが出るのも事実。まぁ、実際測ると370gの商品が多いのでもう少し安いですが、それでも高い。

適切な米の価格は?

先程のグラフから、コメが以上に高いのは見て取れたと思います。では、一般市民が許容できる価格、他の主食から見たときの価格バランスからコメの適正価格をいいますが、『それってあなたの感想ですよね』なのでご了承ください。

ちこりぃぬ
ちこりぃぬ

すべての価格のバランスから見ると、米は高くても5kg2300円くらいならバランス取れてる。それ以上はバランス崩壊するので、米が『超高級食材』になってしまう。もはや主食ではなくなります。

米価格の適正性と国民の主食としての役割

農家の方々が「今の価格が適正だ」と考える背景には、農業機械や飼料の高騰など生産コストの上昇や労働環境の厳しさ、さらには天候不順や災害リスクなど、さまざまな要因が絡んでいるのでしょう。

確かに、農家の方々の努力と苦労を考えると、現在の価格が適正であると感じることも理解できます。しかし、ここで忘れてはならないのは、米が日本の「国民の主食」であるという大前提です。米は単なる商品ではなく、日本人の食文化や生活に深く根ざしていた存在です。

米価格高騰の影響

現在の米価格は、一部の消費者にとっては手が届かないレベルにまで上昇しています。特に低所得世帯や子育て世帯、高齢者世帯にとっては、米を購入することが家計の大きな負担となっています。

これにより、米を食べる機会が減り、栄養バランスが崩れる可能性も懸念されます。米は炭水化物だけでなく、ビタミンやミネラルも含む重要な栄養源です。そのため、米が手に入らないことは、健康面でのリスクにもつながります。

とはいえ、米は血糖値の上昇が急激なことで知られています。パスタはGI値が高いデュラム小麦が使用されていることがほどんどで、血糖値の上昇は米と比較して緩やかです。

先物取引が始まりマネーゲーム化する可能性

2024年8月20日から「米穀指数」、通称「堂島コメ平均」の本格的な取引がスタートしました。2024年8月ごろはスーパーの棚からお米が消えた時期でもありますね。

この堂島コメ平均は現物を取引するわけではないため、流動性が高く話題になりました。主食用のコメの平均価格に基づく指数を対象に売り買いが行われます。数カ月後のコメに値段をつけて先物取引が行われている、ということですね。

今回の米騒動で米は投機の対象となっていることがわかりましたが、今後においてはマネーゲーム化が懸念されます。農水大臣の江藤拓氏は「このままの状態を放置すれば、これから先、主食である米が、マネーゲーム、投機の対象になってしまうかもしれない。これは日本にとって、決してよくないです。」と発言をしていました。
江藤農林水産大臣記者会見概要より引用:https://www.maff.go.jp/j/press-conf/250214.html (2025年2月14日)

そもそも日本の賃金が低い

日本の賃金の低さが家計を圧迫

そもそもですが、コメ5kg4000円ほどの価格が、家計を圧迫している家庭が多いという現実です。農家にとっては5kg4000円ならば黒字になるかもしれませんが、それでは国民はコメが買えなくなる。日本の平均年収は約460万円ですが、あくまでこれは平均値であり、特に20代や30代では月収38万円の人は少ないのではないでしょうか。

高くなった米を十分に買えない背景には、日本の賃金が低い点にあるのは明白です。月収10万円、月収25万円前後の家庭は日本においては多いと思います。

米価格の高騰が家計に与える影響

例えば、3人家族で毎食ご飯を食べていれば、5kg3800円のお米を1ヶ月3袋は消費すると思います。3袋で11400円(税別)がかかります。月収15万円の家庭であれば月収の7.6%の構成になります。食費を1ヶ月40000円とした場合実に食費の28.5%と、実に食費の3割が米の消費に当てられてしまいます。

これが2023年の3月時点では業務スーパーや、全国スーパー薬局などでは5kg1300円程度の米も販売されていました。先ほどと同じ条件の家庭では、3袋で3900円(税別)で済むわけですね。月収15万円での構成では2.6%、40000円の食費内での構成は9.75%と高騰した米と比較すると1/3で済みました。

このような一般的な家庭では昨年の米高騰以前の価格では5kg1300円~2000円前後の商品を購入していたと推測できます。これだけ月収における構成が上がってしまえば今まで通りの数量買うことができなくなってしまう可能性が高くなっています。

食料品全般の値上げと賃金の停滞

米をはじめ、日本では野菜、果物、卵、肉、豆腐、納豆、乳製品、菓子、調味料、パンなど、食に関わる多くの商品の価格が年々、何度も値上げされています。賃金がこれに見合って上昇していないことが、そもそも問題の根本であると言えるのではないでしょうか。

価格の上昇がほとんど燃料高騰や為替の影響によるものであるならば、賃金の上昇が限られている現状では、日本の消費者は厳しい状況に直面し、まさに搾取が続いていると言わざるを得ません。

まとめ

まとめ

今回このように数値で比較し、一覧で見ることができるようになり、米が他の穀物を原料とした主食に比べて非常に高価であることが明らかになりました。

特に、うどん乾麺やパスタは、米と比較して大幅に安く、調理後の重量も増えるため、経済的でボリュームのある食事を提供できます。うどん乾麺は調理後重量が米の約1.27倍、パスタは約0.95倍と、米と同等かそれ以上のボリュームを確保できます。うどん生麺はさらに安価で、調理後の重量も米とほぼ同等(約0.91倍)です。

パンは調理後の重量が変わらないため、そのままの価格で比較されます。調理前限定で米よりは若干安いですが、調理後においては他の主食よりもかなり高値になっていることがわかりましたね。

この数値からわかるように、高値のお米はなるべく避けたい、節約を考えている方には、うどんやパスタがおすすめです。というか、もうお米はやめましょう。本当に、買ってるのがアホらしい。

JA全農山形が発信した「ごはんお茶碗1杯の価格は約49円……」というメッセージは以下に国民をバカにしているのかわかりましたね。

今まで米を主力で食べてきた人は、これらのパスタ、うどん、パンなど穀物を原料とした主食の構成を高めることで、食費の節約につながります。ぜひこれらの主食を活用して、食費の節約に役立ててください!

-ライフスタイル
-うどん, うどんコスパ, パスタコスパ, パン, パンコスパ, 主食比較, , 米 価格, 米コスパ