「もう、会社に行くのが限界だ…」 「上司に退職を切り出すなんて、考えただけで胃が痛い…」 「でも、どうやって辞めたらいいのか分からないし、引き止められたらどうしよう…」
毎日遅くまでの残業、鳴り止まない業務連絡、休日も頭から仕事のことが離れない…そんな日々を送り、心身ともに疲れ果てている方もいるのではないでしょうか。今の会社を辞めたいけれど、自分から言い出す勇気も気力もない。そんな八方塞がりな状況で、この記事にたどり着いたのかもしれません。
私も小売系の企業にいた頃、当時部門長として勤務をしていましたが、休日でも来る連絡や毎週の棚卸しなどでメンタルをすり減らされていたことがありました。私はなんとか統括に直接申し出て退職をしましたが、ギリギリの状態でした。
この記事では、そんな方の救世主となるかもしれない「退職代行サービス」について、徹底解説します。数あるサービスの中から、ご自身にぴったりの退職代行を見つけられるよう、費用や特徴を比較したランキング形式でご紹介。
この記事を読み終える頃には、「これなら安心して頼める!」と、次の一歩を踏み出す勇気が湧いてくるはずです。
また、「退職代行とはなにか?」と仕組みや選び方の詳細について書いた記事もぜひご覧ください。
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【もう限界…】「退職代行なんて甘え」そう決めつける前に知ってほしい、退職代行とはなにか?誰もが陥る「あなたの人生を守る」最終手段の全貌
退職代行サービスは決して甘えではありません。パワハラや長時間労働に苦しむあなたが、心身を守るための最終手段となり得ます。「会社を辞めたいけれど、どうすればいいかわからない」と悩むあなたへ。この記事では、退職代行の仕組みから賢い選び方、運営元の違い(弁護士・労働組合・民間企業)まで徹底解説。後悔しない退職のために、あなたの状況に合った最適なサービスを見つける手助けをします。もう限界と感じたら、自分自身を守るために退職代行の利用を検討しましょう。
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厳選!退職代行サービスおすすめランキング12選
ここからは、数ある退職代行サービスの中から、特におすすめの12社をランキング形式でご紹介します。料金、特徴、運営元、対応範囲などを徹底比較しました。ご自身の状況や希望に合うサービスがきっと見つかるはずです。
ランキングの選定基準
今回のランキングは、特に以下の点を重視して選定しました。「精神的な負担」「費用への懸念」「スムーズな退職への期待」に応えられるよう、信頼性、実績、費用対効果、サポート体制などを総合的に評価しています。
- 信頼性
弁護士監修・運営、労働組合運営など、法的に問題なく業務を遂行できるか。 - 実績
十分な退職代行実績があるか。 - 料金の透明性
追加料金の有無が明確か、料金体系が分かりやすいか。 - 対応範囲の広さ
有給消化や未払い金交渉など、どこまで対応可能か。 - サポート体制の充実度
相談のしやすさ、返金保証の有無、アフターサポートなど。 - 口コミ・評判
利用者の満足度が高いか。
退職代行サービスランキング比較一覧表
まずは、今回ご紹介する12社主な情報を一覧表にまとめランキングにしました。詳細はこの後、各サービスごとに解説します。
サービス名 | 最低費用(税込) | 運営元/提携 | 弁護士監修/運営 | 労働組合提携/運営 | 即日退職 | 交渉の可否(有給・未払い等) | 特徴ピックアップ |
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1. 退職代行モームリ![]() | 12,000円~ | 株式会社アルバトロス /労働組合提携 | 弁護士監修 | 〇 | 〇 | 〇(労働組合) | アルバイト料金破格 24時間対応、後払い可 YouTubeで情報公開 |
2. 弁護士法人ガイア法律事務所![]() | 要問い合わせ | 弁護士法人 | 弁護士法人運営 | × | 〇 | 〇(弁護士) | 公務員・自衛隊実績多数 無期限サポート 損害賠償対応 |
3. 退職代行Jobs | 25,800円~ | 株式会社アレス /労働組合連携 | 顧問弁護士監修 | 〇 | 〇 | 〇(労働組合) | 労働組合連携 シンプル退職向け 後払いあり(条件あり) |
4. 退職代行 即ヤメ![]() | 24,000円 | 労働組合 (詳細非公開) /労働組合運営 | 不明 | 〇 | 〇 | 〇(労働組合) | 完全後払い制、労働組合運営 |
5. 退職代行SAKURA | 25,000円 | メディアエクシード株式会社 /労働組合提携 | 不明 | 〇 | 〇 | 〇(労働組合) | 人材紹介業のノウハウ、転職サポートあり |
6. 退職110番![]() | 43,800円~ | 弁護士法人Aoba | 弁護士法人運営 | × | 〇 | 〇(弁護士) | 労働問題専門の弁護士法人 未払い金・慰謝料請求に強い |
7.【弁護士法人みやび】の退職代行 | 55,000円~ | 弁護士法人みやび | 弁護士法人運営 | × | 〇 | 〇(弁護士) | 社労士連携で複雑案件対応 各種交渉に強い |
8. 退職代行ネルサポ | 22,000円~ | 日本労働産業ユニオン (労働組合) /労働組合運営 | 不明 | 〇 | 〇 | 〇(労働組合) | 業界最安値級 退職心理カウンセラー在籍 回数無制限相談 |
9. 男の退職代行![]() | 26,800円~ | 合同労働組合toNEXTユニオン /労働組合運営 | 不明 | 〇 | 〇 | 〇(労働組合) | 男性特化 転職・起業サポートあり |
10. 女性の退職代行【わたしNEXT】![]() | 26,800円~ | 合同労働組合toNEXTユニオン /労働組合運営 | 不明 | 〇 | 〇 | 〇(労働組合) | 女性特化 転職・起業サポートあり |
11. 退職代行ヒトヤスミ | 25,000円~ | 株式会社TASK | 不明 | × | 〇 | △(意思伝達のみの可能性) | 設立10年目の株式会社運営 |
12. セルフ退職ムリサポ!![]() | 15,000円 | 株式会社アルバトロス | 顧問弁護士監修 | × | × | ×(コンサル) | ・退職代行ではなく「セルフ退職」コンサル ・モームリ運営 書類テンプレート完備 |
※上記の情報は2025年6月時点の調査に基づきます。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
※「交渉の可否」について、民間企業運営の場合は原則として「退職意思の伝達」のみとなり、法的な交渉はできません。
労働組合は団体交渉権に基づき交渉可能、弁護士は法律に基づき交渉可能です。
ここから各サービスの詳細をご紹介します。
1. 退職代行モームリ
- 運営会社: 株式会社アルバトロス
- 最低費用: 正社員22,000円(税込)、アルバイト12,000円(税込)
- 弁護士監修/運営: 弁護士監修
- 労働組合提携/運営: 労働組合提携
- 即日退職: 可能
- 交渉の可否: 可能(提携労働組合による)
- 支払い方法: 銀行振込、クレジットカード、後払い(1ヶ月以内)
- 連絡手段: LINE、メール、電話
- 営業時間: 24時間365日
- 全額返金保証: あり(退職できなかった場合)
- 転職サポート: あり(アルバトロス転職)
- 公式サイト: https://momuri.com/
特徴・強み
「退職代行モームリ」は、そのキャッチーな名前と透明性の高い運営で注目を集めています。特に、アルバイトの退職代行料金が12,000円と非常にリーズナブルなのが大きな特徴です。正社員でも22,000円と業界内で比較的安価な設定でありながら、弁護士監修のもと、提携する労働組合が会社との交渉を行うため、安心して任せられます。
「うさんくさいイメージを払拭する」というモットーの通り、公式サイトには監修弁護士名や提携労働組合名、運営会社情報が明記されており、信頼性の高さが伺えます。YouTubeチャンネルで退職代行の裏側や実際の対応現場を公開している点もユニークで、利用者の不安を少しでも和らげようという姿勢が見えます。
さらに、料金の後払いが可能(1ヶ月以内)なのは、経済的な余裕があまりない方には非常に助かるポイントでしょう。24時間365日対応、相談無料、退職後の再利用割引(友人利用も可)など、サポート体制も充実しています。
こんな人におすすめ
- 費用を抑えたいが、しっかり交渉もしてほしい方
- アルバイトで退職代行を探している方
- 透明性の高い、信頼できる業者を選びたい方
- 後払いを希望する方
- 深夜や早朝でも相談したい方
注意点・デメリット
- 弁護士が直接対応するわけではないため、複雑な法的トラブル(例:損害賠償請求の対応など)には限界がある可能性があります。
2. 弁護士法人ガイア法律事務所
- 運営会社: 弁護士法人ガイア法律事務所
- 最低費用: 要問い合わせ(着手金+成功報酬の場合もあり。一般的に5万円~)
- 弁護士監修/運営: 弁護士法人運営
- 労働組合提携/運営: なし
- 即日退職: 可能
- 交渉の可否: 可能(弁護士による)
- 支払い方法: 要問い合わせ(銀行振込、クレジットカードなど一般的)
- 連絡手段: LINE、メール、電話、面談
- 営業時間: 平日10:00~19:00(LINE相談は24時間受付の場合あり)
- 全額返金保証: 退職できなかった場合は返金対応(条件詳細は要確認)
- 転職サポート: 情報なし(提携先を紹介してくれる可能性はあり)
- 公式サイト: https://www.gaia-law-office.jp/taisyoku/index.html
特徴・強み
「弁護士法人ガイア法律事務所」は、その名の通り弁護士が直接退職代行業務を行うため、法的な交渉力と安心感が最大の強みです。有給消化、残業代請求、退職金請求といった金銭が絡む交渉はもちろん、会社からの損害賠償請求といった複雑なトラブルにも対応可能です。
特に公務員や自衛隊員の退職実績が多数ある点は、他の民間業者や労働組合系のサービスにはない特徴と言えるでしょう。無期限サポートを謳っており、退職後も何かトラブルがあった際に相談できるのは心強いです。引き継ぎ業務の仲介も行ってくれるため、円満な退職を目指せます。
LINEでの相談が可能で、相談後の成約率も40%程度と高めであることから、利用者の満足度も高いと考えられます。
こんな人におすすめ
- 未払い残業代や退職金など、金銭的な請求を確実にしたい方
- 会社から損害賠償請求をされる可能性があるなど、法的なトラブルを抱えている方
- 公務員や自衛隊員の方
- 絶対に失敗したくない、法的に万全を期して退職したい方
- 退職後も法的なサポートを期待する方
注意点・デメリット
- 費用が他の運営形態のサービスと比較して高額になる傾向があります。料金体系は事前にしっかり確認しましょう。
- 弁護士とのやり取りになるため、少し敷居が高いと感じるかもしれません。
3. 退職代行Jobs(ジョブズ)
- 運営会社: 株式会社アレス (※Webサイト上では運営元として「リーガルジャパン株式会社」の記載も見られるため、関連会社または提携関係の可能性あり。詳細は要確認) / 労働組合「退職代行toNEXTユニオン(旧:日本労働改善組合)」と連携
- 最低費用: 正社員・契約社員 25,800円(税込)、アルバイト・パート 19,800円(税込) ※キャンペーン価格の場合あり。通常29,800円。
- 弁護士監修/運営: 顧問弁護士監修
- 労働組合提携/運営: 労働組合連携
- 即日退職: 可能
- 交渉の可否: 可能(連携労働組合による)
- 支払い方法: クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、Paidy後払い
- 連絡手段: LINE、メール、電話
- 営業時間: 24時間365日
- 全額返金保証: あり(退職できなかった場合)
- 転職サポート: あり(希望者)
- 公式サイト: https://jobs1.jp/
特徴・強み
「退職代行Jobs」は、顧問弁護士が監修し、労働組合と連携することで、適法かつスムーズな退職をサポートしています。24時間対応で、LINEでの相談・依頼が可能なため、忙しい方でも時間を気にせず連絡できます。
料金は正社員で25,800円からと比較的利用しやすく、Paidyによる後払いにも対応しています。労働組合が交渉を行うため、有給消化や退職日の調整といった要望も会社に伝えることが可能です。転職サポートも提供しており、退職後のキャリアについても相談できます。
「シンプルに退職したい」という方をメインターゲットとしており、複雑なケース(例:会社からの多額の借金、懲戒処分待ちなど)は対応不可となる場合があるため、その点は事前に確認が必要です。
こんな人におすすめ
- 弁護士監修と労働組合連携の安心感を求める方
- 費用を抑えつつ、交渉も依頼したい方
- 24時間いつでも相談したい方
- 後払いを検討している方
- 退職後の転職サポートも視野に入れている方
注意点・デメリット
- 「シンプルに退職したい」方向けのため、非常に複雑な状況や法的な紛争性が高い場合は、弁護士法人運営のサービスの方が適している可能性があります。
- 運営元の情報について、複数の会社名が見られる場合があるため、依頼前に明確にしておくとより安心です。
4. 退職代行 即ヤメ
- 運営会社: 労働組合(具体的な組合名は公式サイトに明記されていないが、労働組合が直接運営)
- 最低費用: 24,000円(税込)
- 弁護士監修/運営: 記載なし(労働組合運営のため、弁護士法違反の心配は少ない)
- 労働組合提携/運営: 労働組合運営
- 即日退職: 可能
- 交渉の可否: 可能(労働組合による)
- 支払い方法: 完全後払い制(銀行振込、クレジットカードなど)
- 連絡手段: LINE、メール、電話
- 営業時間: 24時間365日
- 全額返金保証: あり(退職できなかった場合)
- 転職サポート: 情報なし
- 公式サイト: https://taishokudaikou-sokuyame.com/
特徴・強み
「退職代行 即ヤメ」の最大の魅力は、完全後払い制であることです。「料金のお支払いは退職してからのため安心感を持ってご依頼頂けます」と公式サイトにも明記されており、手元にお金がない方や、本当に退職できるか不安な方にとっては非常に心強いシステムです。
労働組合が直接運営しているため、違法性の心配なく会社との交渉(有給消化、退職日調整など)が可能です。料金も一律24,000円(税込)と分かりやすく、追加料金の心配もありません。24時間365日対応で、即日退職もサポートしています。
こんな人におすすめ
- 「本当に退職できるか不安」「給料日前でお金がない」といった状況の方
- 完全後払いのサービスを探している方
- 労働組合運営による確実な交渉を希望する方
- シンプルな料金体系を好む方
注意点・デメリット
- 運営する具体的な労働組合名が公式サイトで前面に出ていない点は、一部の方には不安要素となるかもしれません(ただし、労働組合運営であることは明記されています)。
- 転職サポートに関する情報は見当たらないため、退職後のキャリアサポートを重視する方は他のサービスも検討すると良いでしょう。
5. 退職代行SAKURA
- 運営会社: メディアエクシード株式会社(労働組合「退職代行SAKURAユニオン」と提携)
- 最低費用: 25,000円(税込) ※一律料金
- 弁護士監修/運営: 記載なし(労働組合提携)
- 労働組合提携/運営: 労働組合提携
- 即日退職: 可能
- 交渉の可否: 可能(提携労働組合による)
- 支払い方法: 銀行振込、クレジットカード
- 連絡手段: LINE、メール、電話
- 営業時間: 24時間365日
- 全額返金保証: あり(退職できなかった場合)
- 転職サポート: あり(自社運営の人材紹介部による)
- 公式サイト: https://sakura-taishokudaiko.com/
特徴・強み
「退職代行SAKURA」は、運営会社が長年人材紹介業に携わってきたノウハウを活かしている点が特徴です。単に退職を代行するだけでなく、希望者には退職後の転職支援も自社の人材紹介部を通じて行っています。
労働組合「退職代行SAKURAユニオン」と提携しており、会社との交渉も可能です。料金は一律25,000円(追加料金なし)と分かりやすく、24時間対応、全額返金保証など、基本的なサポートは網羅されています。
「上司がパワハラ気質」「辞めさせてもらえない」といった悩みに対応し、円満退社を目指します。
こんな人におすすめ
- 退職と同時に転職活動も進めたい方
- 人事のプロによるサポートを期待する方
- 料金体系がシンプルなサービスを選びたい方
注意点・デメリット
- 弁護士監修の記載はないため、法的な紛争性が高い案件への対応力は弁護士法人運営のサービスに劣る可能性があります。
- 比較的新しいサービスの場合、実績面で老舗に劣る可能性も考慮に入れると良いでしょう(ただし、運営母体の人材業界での経験は強みです)。
6. 退職110番
- 運営会社: 弁護士法人Aoba
- 最低費用: 正社員・契約社員 43,800円(税込)~、アルバイト・パート 要問い合わせ
- 弁護士監修/運営: 弁護士法人運営
- 労働組合提携/運営: なし
- 即日退職: 可能
- 交渉の可否: 可能(弁護士による)
- 支払い方法: 銀行振込、クレジットカード
- 連絡手段: LINE、メール、電話、Webフォーム
- 営業時間: 24時間受付(電話対応は平日・土日祝9:00~21:00など変動の可能性あり)
- 全額返金保証: あり(退職できなかった場合。条件詳細は要確認)
- 転職サポート: 情報なし(弁護士業務がメイン)
- 公式サイト: https://aoba.lawyer/taishoku110/
特徴・強み
「退職110番」は、労働問題専門の弁護士法人が運営する退職代行サービスです。弁護士資格と社会保険労務士資格を有する専門家が在籍している場合もあり(要確認)、労働問題に関する深い知見と対応力が期待できます。
未払い賃金請求や慰謝料請求といった、金銭請求や法的な交渉に特に強いのが特徴です。「トラブルなく確実に退職したい方」や「会社に対して賠償請求をしたい方」を主なターゲットとしています。弁護士が直接対応するため、会社からの不当な要求や引き止めにも法的に的確に対処できます。
公式サイトでは、「問合せ用電話番号」をあえて外しているなど、成果計測への配慮が見られる一方で、弁護士法人としての信頼性を前面に出しています。
こんな人におすすめ
- 未払い残業代請求やハラスメントによる慰謝料請求を真剣に考えている方
- 会社との間で法的なトラブルを抱えている、またはその可能性がある方
- 絶対に退職に失敗したくない、法的に万全を期したい方
- 労働問題に詳しい専門家のサポートを求める方
注意点・デメリット
- 弁護士法人運営のため、費用は他のサービスと比較して高めになる傾向があります。
- あくまで法律事務がメインとなるため、転職サポートなどの付加サービスは期待できない場合があります。
7. 【弁護士法人みやび】の退職代行
- 運営会社: 弁護士法人みやび
- 最低費用: 55,000円(税込)~(交渉事案により変動)
- 弁護士監修/運営: 弁護士法人運営
- 労働組合提携/運営: なし
- 即日退職: 可能
- 交渉の可否: 可能(弁護士による。損害賠償請求、残業代請求、退職金請求、有休消化交渉など)
- 支払い方法: 銀行振込、クレジットカード
- 連絡手段: LINE、メール、電話、Webフォーム
- 営業時間: 平日10:00~19:00(LINE、メールは24時間受付)
- 全額返金保証: 退職できなかった場合は返金(条件詳細は要確認)
- 転職サポート: 情報なし(社労士連携による労災申請などは対応可能)
- 公式サイト: https://taishoku-service.com/msm/
特徴・強み
「弁護士法人みやび」の退職代行サービスは、弁護士が直接業務を行うため、非弁行為の心配がなく、法的に確実な退職サポートを受けられます。損害賠償請求、残業代請求、退職金請求、有給消化交渉など、あらゆる交渉事に対応可能です。
特筆すべきは、グループに社会保険労務士がいるため、労災申請など複雑な案件にも対応できる点です。これは他の弁護士事務所や退職代行サービスにはない強みと言えるでしょう。ワンストップでリーガルサービスを提供できる体制が整っています。
「他非弁業者と違い、法律的に解決していくので、間違いがありません」と、弁護士法人ならではの信頼性を強調しています。
こんな人におすすめ
- 会社との間で複雑な問題を抱えており、法的な交渉が必須な方
- 残業代請求や退職金請求に加え、労災申請なども検討している方
- 法的に万全なサポートをワンストップで受けたい方
- 確実に退職したい、交渉事も全て任せたい方
注意点・デメリット
- 弁護士法人運営のため、費用は比較的高額になります(最低55,000円~)。
- グループのクライアント企業だった場合、利益相反の観点から依頼を引き受けられないケースがあります。
- 転職サポートは明記されていません。
8. 退職代行ネルサポ
- 運営会社: 日本労働産業ユニオン(労働組合)
- 最低費用: 22,000円(税込) ※追加料金一切なし
- 弁護士監修/運営: 記載なし(労働組合運営)
- 労働組合提携/運営: 労働組合運営
- 即日退職: 可能(24時間対応)
- 交渉の可否: 可能(労働組合による。有給消化サポートなど)
- 支払い方法: 銀行振込、クレジットカード
- 連絡手段: LINE、メール、電話
- 営業時間: 24時間365日
- 全額返金保証: あり(退職成功率100%を謳うが、万が一の場合の保証)
- 転職サポート: あり
- 公式サイト: https://newlife-support.com/
特徴・強み
「退職代行ネルサポ」は、労働組合「日本労働産業ユニオン」が運営する退職代行サービスです。業界最安値級の22,000円(追加料金なし)という料金設定が大きな魅力です。代表者自身が退職代行サービスを利用して救われた経験から、この価格でサービスを提供しているとのことです。
労働組合運営のため、弁護士法違反の心配なく会社との交渉が可能です。退職心理カウンセラーが在籍しており、退職に関する悩みを親身に聞いてもらえます。さらに、退職後も回数無制限で無料相談が可能という手厚いサポート体制は特筆すべき点です。有給消化サポートや転職サポートも提供しています。
「退職成功率100%の実績がある人事のプロが円満退職をサポート」と謳っており、顧客満足度も高くリピーターも多いとのことです。
こんな人におすすめ
- とにかく費用を抑えたいが、労働組合による交渉も期待したい方
- 精神的なサポートや、退職後の相談も手厚く受けたい方
- 24時間対応で、すぐに相談・依頼したい方
- 追加料金の心配をしたくない方
注意点・デメリット
- 弁護士が直接関与するわけではないため、極めて複雑な法的紛争(例:訴訟対応)には限界がある可能性があります。
- 比較的新しいサービスの場合、老舗と比較して実績件数が少ない可能性は考慮しておきましょう。
9. 男の退職代行
- 運営会社: 合同労働組合toNEXTユニオン
- 最低費用: 正社員・契約社員 26,800円(税込)、アルバイト・パート 19,800円(税込) ※時期により変動の可能性あり
- 弁護士監修/運営: 記載なし(労働組合運営)
- 労働組合提携/運営: 労働組合運営
- 即日退職: 可能
- 交渉の可否: 可能(労働組合による)
- 支払い方法: 銀行振込、クレジットカード、コンビニ決済、キャリア決済、楽天ペイ、paidy翌月後払い
- 連絡手段: LINE、メール、電話、Webフォーム
- 営業時間: 24時間365日
- 全額返金保証: あり(退職できなかった場合)
- 転職サポート: あり(無料)、起業・独立・開業サポートもあり
- 公式サイト:https://taishoku.to-next.jp/otoko/
- ※広告レギュレーション注意: 運営会社(合同労働組合toNEXTユニオン)以外の会社名、代表者名、電話番号、住所、ホームページURLの記載はNG。
特徴・強み
「男の退職代行」は、その名の通り男性の退職代行に特化したサービスです。男性特有の悩み(労働時間、ノルマ、人間関係、収入など)に配慮し、退職ストレスからの解放をサポートします。「今よりも良い条件の仕事へ」行けるよう、無料の転職サポートや、起業・独立・開業サポートまで提供しているのが特徴です。
運営は「合同労働組合toNEXTユニオン」が行っており、団体交渉権を背景とした交渉が可能です。支払い方法が非常に豊富で、クレジットカードや銀行振込に加え、コンビニ決済、キャリア決済、楽天ペイ、paidy翌月後払いにも対応しています。
こんな人におすすめ
- 男性特有の悩みを理解してくれるサービスを探している男性
- 退職後の転職だけでなく、起業や独立も視野に入れている男性
- 豊富な支払い方法から選びたい方
- 労働組合運営による確実なサポートを求める方
注意点・デメリット
- 男性専門のため、女性は利用できません(姉妹サービスとして次に紹介する「わたしNEXT」があります)
- 弁護士が直接対応するわけではないため、法的な紛争性が極めて高い場合は弁護士法人の方が適任かもしれません。
10. 女性の退職代行【わたしNEXT】
- 運営会社: 合同労働組合toNEXTユニオン
- 最低費用: 正社員・契約社員 26,800円(税込)、アルバイト・パート 19,800円(税込) ※時期により変動の可能性あり
- 弁護士監修/運営: 記載なし(労働組合運営)
- 労働組合提携/運営: 労働組合運営
- 即日退職: 可能
- 交渉の可否: 可能(労働組合による)
- 支払い方法: 銀行振込、クレジットカード、コンビニ決済、キャリア決済、楽天ペイなど(男の退職代行と同様に豊富と推測)
- 連絡手段: LINE、メール、電話、Webフォーム
- 営業時間: 24時間365日
- 全額返金保証: あり(退職できなかった場合)
- 転職サポート: あり(無料)、起業・独立・開業サポートもあり
- 公式サイト:https://taishoku.to-next.jp/w/
- ※広告レギュレーション注意: 運営会社(合同労働組合toNEXTユニオン)以外の会社名、代表者名、電話番号、住所、ホームページURLの記載はNG。
特徴・強み
「わたしNEXT<退職代行>」は、「男の退職代行」の姉妹サービスで、女性の退職代行に特化しています。女性特有の悩み(強気な上司、人手不足への配慮、職場の人間関係など)に寄り添い、「次のわたしへ」行けるようサポートすることを目的としています。
運営は同じく「合同労働組合toNEXTユニオン」で、交渉力やサポート体制は「男の退職代行」と同等と考えられます。無料の転職サポートや起業・独立・開業サポートも提供しています。
こんな人におすすめ
- 女性で、女性特有の悩みを理解してくれるサービスを探している方
- 退職後のキャリアプラン(転職、起業など)もサポートしてほしい女性
- 労働組合運営による安心感を求める女性
注意点・デメリット
- 女性専門のため、男性は利用できません。
- 法的な紛争性が極めて高い場合は、弁護士法人の方が適任な場合があります。
11. 退職代行ヒトヤスミ
- 運営会社: 株式会社TASK
- 最低費用: 正社員・契約社員 25,000円(税込)~ ※キャンペーン等で変動の可能性あり
- 弁護士監修/運営: 記載なし
- 労働組合提携/運営: 記載なし(民間企業運営の可能性が高い)
- 即日退職: 可能
- 交渉の可否: △(退職意思の伝達が主。交渉は非弁行為に該当する可能性)
- 支払い方法: 銀行振込、クレジットカード
- 連絡手段: LINE、メール、電話
- 営業時間: 24時間365日
- 全額返金保証: あり(退職できなかった場合)
- 転職サポート: 情報なし
- 公式サイト: https://www.taisyokudaikouhitoyasumi.com/
特徴・強み
「退職代行ヒトヤスミ」は、設立10年目(プロモーション情報時点)の株式会社TASKが運営しており、企業としての運営歴がある程度の安心感につながるかもしれません。24時間365日対応で、LINEでの相談も可能です。
料金は25,000円からと比較的利用しやすい価格帯です。「本当に退職できるのか不安な方」をターゲットとしており、退職意思の伝達をスムーズに行うことを主眼としていると考えられます。
こんな人におすすめ
- とにかく会社に退職の意思だけ伝えてほしい方
- 費用を抑えたい方
- 運営会社の社歴にある程度の安心感を求める方
注意点・デメリット
- 公式サイト上では弁護士監修や労働組合との提携に関する明確な記載が見当たらないため、運営形態としては民間企業である可能性が高いです。その場合、有給消化や未払い賃金などの「交渉」は行えません(非弁行為にあたるため)。
- あくまで退職意思の「伝達」にとどまる点に注意が必要です。
- 交渉事を期待する場合は、弁護士法人や労働組合運営のサービスを検討すべきです。
12. セルフ退職ムリサポ!
- 運営会社: 株式会社アルバトロス(退職代行モームリ運営会社)
- 最低費用: 一律15,000円(税込) ※オプションで対面・オンライン対応 +8,000円
- 弁護士監修/運営: 顧問弁護士監修(サポート内容について)
- 労働組合提携/運営: なし(あくまで本人が退職するサポート)
- 即日退職: ×(本人が手続きを行うため、即日「代行」ではない)
- 交渉の可否: ×(本人が行うためのコンサルティング)
- 支払い方法: 銀行振込、クレジットカードなど(モームリに準ずる可能性)
- 連絡手段: LINE、メール、電話
- 営業時間: 24時間365日
- 全額返金保証: あり(伝えた通り対応して退職できなかった場合)
- 転職サポート: あり(無料、アルバトロス転職。転職成功で利用料全額キャッシュバックも)
- 公式サイト: https://murisapo.com/
特徴・強み
「セルフ退職ムリサポ!」は、これまで紹介してきた「退職代行」とは異なり、自分で退職を確定させるためのノウハウ提供やサポートを行う「セルフ退職コンサルティングサービス」です。
「退職代行モームリ」を運営する株式会社アルバトロスが提供しており、モームリの豊富な実績と顧問弁護士の監修に基づいたサポートが受けられます。
料金は一律15,000円と非常に安価です。顧問弁護士監修の法的効力のある20種類の総務書類テンプレートが提供され、3段階の攻略方法を伝授されるなど、自分で退職手続きを進めるための具体的なサポートを受けられます。
万が一、指示通りに対応して退職できなかった場合は全額返金保証があり、メンタルクリニックの紹介や社会保険給付金サポートも完備しています。
「退職代行サービスへの認知は広まってきているが、抵抗がある方も一定数はおられる」という層に向けたサービスであり、「自分でやるけど、専門家のアドバイスが欲しい」というニーズに応えます。
こんな人におすすめ
- 退職代行サービスを利用することに抵抗があるが、一人で進めるのは不安な方
- 費用を極力抑えたい方
- 自分で退職手続きを行うスキルや知識を身につけたい方
- 法的に有効な書類のテンプレートが欲しい方
- 転職サポートも受けたい方(転職成功でキャッシュバックの可能性も)
注意点・デメリット
- あくまで「セルフ退職」のサポートなので、業者が会社に直接連絡してくれるわけではありません。自分で会社とやり取りをする必要があります。
- しかし、自分で退職をやりとりしたいという人にはおすすめです。
- 会社との直接のやり取りを完全に避けたい場合には不向きです。
以上、12の退職代行(およびセルフ退職サポート)サービスをご紹介しました。ご自身の状況や希望に合うサービスは見つかりそうでしょうか?
退職代行サービス利用の具体的な流れ【ステップ解説】
実際に退職代行サービスを利用する場合、どのような流れで進むのでしょうか。一般的なステップをご紹介します。
STEP1: 相談・問い合わせ
まずは気になる退職代行サービスに連絡し、現在の状況や要望を相談します。多くの業者がLINE、メール、電話での無料相談に対応しています。
この段階で確認すべきこと
- ご自身の状況で退職代行が可能か
- 希望する退職日や有給消化などの要望が通りそうか
- 料金体系(追加料金の有無)
- サービス内容の詳細
各社のWebサイトを比較検討し、いくつかの業者に絞って相談してみると良いでしょう。
STEP2: 申し込み・支払い
相談内容に納得できたら、正式に申し込み手続きを行います。契約書やヒアリングシートへの記入が必要な場合もあります。その後、指定された方法で料金を支払います。クレジットカード、銀行振込が一般的ですが、後払いや分割払いに対応している業者もあります。
この段階で伝えるべきこと
- 氏名、連絡先、所属部署、役職、入社年月日など
- 会社の連絡先(電話番号、担当者名など)
- 退職希望日
- 有給休暇の残日数や消化希望
- 未払い残業代の有無
- 会社からの貸与品(PC、携帯電話、社員証など)
- その他、会社に伝えてほしいことや要望
正確な情報を伝えることが、スムーズな退職につながります。
STEP3: 退職代行業者による会社への連絡
支払い確認後、退職代行業者が本人に代わって会社(主に人事部や直属の上司)へ退職の意思を連絡します。利用者は業者からの進捗報告を待つだけです。
業者が会社に伝える主な内容
- 本人が退職する意思があること
- 退職希望日
- 退職届の提出について(郵送など)
- 有給消化の希望(交渉可能な業者の場合)
- 今後の連絡は業者を通すよう依頼
この間、本人は会社と直接やり取りをする必要はありません。精神的な負担が大きく軽減されるでしょう。
STEP4: 退職完了・アフターサポート
会社が退職を了承し、退職日が確定すれば、退職手続きは完了です。業者によっては、退職後の書類(離職票、源泉徴収票など)の受け取りサポートや、転職支援などのアフターサポートを提供している場合もあります。
退職届の準備や会社への返却物について
- 退職届
- 多くの退職代行サービスでは、退職届のテンプレートを提供してくれたり、作成をサポートしてくれたりします。
- 完成した退職届は、内容証明郵便などで会社に郵送するのが一般的です。業者が郵送を代行してくれる場合もあります。
- 貸与品の返却
- パソコン、携帯電話、社員証、健康保険証(退職日以降に返却)などの貸与品は、最終出社日または退職日までに会社に返却する必要があります。
- 郵送での返却が認められることが多いですが、その方法についても業者が会社に確認してくれます。
もう会社に行く必要はありません。業者からの指示に従い、必要な手続きを進めましょう。
退職代行サービスのメリット・デメリットを徹底検証
退職代行サービスは非常に便利な一方、いくつかの注意点もあります。メリットとデメリットをしっかり理解した上で利用を検討しましょう。
メリット
- 精神的負担の大幅な軽減
- 上司に退職を切り出すストレスがない。
- 引き止めや嫌がらせに合う心配がない。
- 会社の人と顔を合わせずに辞められる。 「自分から上司に退職を切り出す精神的な余裕がない」方にとって、これは最大のメリットでしょう。
- 即日退職の可能性
- 業者や会社の状況によっては、依頼した当日から出社せずに退職扱いとなることも。
- 「もう1日も会社に行きたくない」という場合に有効です。
- 確実な退職意思の伝達
- 自分で言いにくいことでも、業者が代わりに明確に伝えてくれる。
- 交渉代行(弁護士・労働組合の場合)
- 有給消化、未払い残業代、退職金などの交渉を任せられる。
- 「退職の意思を伝えてから、実際に退職するまでの手続きや期間が不明」という不安も、専門家が代行してくれることで解消されます。
- 時間と手間を節約できる
- 退職に関する面倒なやり取りを代行してもらえる。 忙しい方にとって、これは大きな助けになります。
デメリット
- 費用がかかる
- 数万円程度の費用が発生する。 「退職代行の費用についても、あまり高額だと躊躇する」という方にとって、これは検討すべき点です。
- 悪質な業者の存在
- 非弁行為を行う業者や、サポートが不十分な業者も存在する。 「悪質な業者に騙されたくない」という不安は当然です。だからこそ、この記事のような比較情報が役立ちます。
- 会社との関係が悪化する可能性
- 退職代行を利用することに否定的な会社や上司もいる。円満退社とは言えなくなるケースも。
- ただし、そもそも退職代行を使わざるを得ない状況である時点で、円満な関係は難しい場合が多いとも言えます。
- 会社から本人に連絡が来る可能性もゼロではない
- 業者が「本人への直接連絡は控えるように」と伝えても、会社側が無視して連絡してくるケースも稀にあります。
- 退職後の転職活動への影響(限定的)
- 基本的には退職代行を使ったことが転職先に知られることはありません。しかし、同業界への転職などで噂が広まる可能性は完全にゼロとは言い切れません。ただし、これは稀なケースであり、過度に心配する必要はないでしょう。
「こんな場合は退職代行を使わない方が良い」ケースとは?
全ての人に退職代行サービスが最適というわけではありません。以下のような場合は、利用を慎重に検討するか、別の方法を考えた方が良いかもしれません。
- 円満な退職が望める場合
- 上司との関係が良好で、スムーズに退職交渉ができそうな場合は、あえて費用をかけて代行サービスを利用する必要はないかもしれません。
- 退職後のキャリアに明確なマイナス影響がある場合(特殊な業界など)
- 極めて稀ですが、業界が非常に狭く、退職代行の利用がネガティブに捉えられ、その後のキャリアに著しく影響する可能性が具体的に予見される場合。
- 自分で交渉する意思と能力がある場合
- 未払い賃金などについて、自分で会社と交渉できる知識と精神的な余裕がある場合は、必ずしも代行を頼む必要はありません。
- 引き継ぎが複雑で、どうしても直接対応が必要な場合
- ただし、多くの退職代行サービスでは、引き継ぎ資料の郵送などで対応可能です。
ご自身の状況が、すでに心身ともに限界を感じ、上司に退職を切り出す精神的な余裕がない状況であれば、退職代行サービスの利用は有効な選択肢と言えるでしょう。
退職代行に関するよくある質問(Q&A)
退職代行サービスについて、多くの方が抱える疑問にお答えします。
Q1: 退職代行は本当に合法なの?違法じゃない?
弁護士法人が行う退職代行や、労働組合が団体交渉権に基づいて行う退職代行は合法です。民間企業が行う退職代行も、退職意思の「伝達」にとどまる範囲であれば適法です。
ただし、民間企業が「交渉」まで行うと非弁行為(弁護士法違反)となる可能性があります。信頼できる業者を選べば、違法性の心配はありません。
Q2: 会社から訴えられたりしない?損害賠償請求のリスクは?
退職は労働者の正当な権利なので、退職すること自体を理由に訴えられることは基本的にありません。ただし、無断欠勤を長期間続けたり、会社の機密情報を持ち出したり、会社に大きな損害を与えたりした場合は、損害賠償請求のリスクがゼロとは言えません。
しかし、これは退職代行の利用有無に関わらない問題です。退職代行業者は、そのようなトラブルを避けるためのアドバイスもしてくれます。特に弁護士法人運営のサービスであれば、万が一の際にも法的に対応可能です。
Q3: 有給休暇の消化や未払い残業代の請求もできる?
弁護士法人や労働組合が運営する退職代行サービスであれば、有給休暇の消化や未払い残業代の請求に関する「交渉」が可能です。
民間企業運営のサービスの場合は、これらの「希望を伝える」ことはできますが、「交渉」はできません。これらの請求が可能かどうかでサービスの選択が変わってくるでしょう。
Q4: 離職票や源泉徴収票はもらえる?
はい、もらえます。離職票や源泉徴収票の発行は会社の義務です。退職代行サービスを利用した場合でも、これらの書類は通常通り発行され、郵送などで自宅に送られてきます。業者が会社に発行を促してくれる場合もあります。
Q5: 家族や会社にバレずに利用できる?
A5: 退職代行業者は守秘義務を遵守しますので、業者から家族や第三者に情報が漏れることはありません。会社への連絡も、依頼した範囲で行われます。ただし、退職という事実は当然会社には伝わります。
Q6: 悪質な退職代行業者を見分ける方法は?
- 運営会社の情報(会社名、所在地、代表者名)が明記されていない。
- 弁護士資格がないのに「交渉します」と明言している(非弁行為の可能性)。
- 料金体系が不明瞭で、追加料金の説明がない。
- 極端に安すぎる料金(ただし、適正な理由がある場合を除く)。
- 実績や口コミが極端に少ない、または不自然に良いものばかり。 これらの点に注意し、複数の業者を比較検討することが大切です。
Q7: 退職代行を使った後の転職活動に影響は?
基本的には影響ありません。退職代行を利用したことが、次の転職先に知られることは通常ありませんし、それ自体が選考で不利になることも考えにくいです。むしろ、心身ともに健康な状態で転職活動に臨めることの方が重要です。
まとめ
勇気を出して、新しい一歩を踏み出そう
毎日本当にお疲れ様です。今の会社を辞めたいけれど、どうしても自分では言い出せない…その苦しい気持ちを抱えている方も少なくないでしょう。しかし、あなたは一人ではありません。
この記事でご紹介した退職代行サービスは、そんな「もう無理だ」という心の叫びに寄り添い、新しい未来への扉を開く手助けをしてくれるかもしれません。費用や特徴、運営元などをしっかり比較し、ご自身に合ったサービスを選べば、きっと安心して退職手続きを進められるはずです。
「これなら安心して退職代行を利用できる」そう感じていただけたなら、まずは気になるサービスに相談してみることから始めてみませんか?その小さな一歩が、あなたの心と体を守り、より良い未来へと繋がる大きな一歩になることを心から願っています。